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グッと身近に来る日本史

読書でタイムトラベラー/時空を超えた世界へと旅立つための書評ブログ

『はじめに』 このブログについて

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  日本史の本、とりわけ昔の人が書いた本を読んでいると、書き手が伝えたいと思っていたこととは全く別に、その時代に生きた人々のリアルな暮らしぶりや考え方を知ることから生まれる当時の空気感が伝わってくることがあります。

 

 そういう場面に出くわすと、なにかタイムマシーンに乗ってその時代にワープしたかのような感覚になります。昔の日本って実はこんな社会だったんだな、とその場面が頭の中でフワーっと思い浮かぶような感覚です。

 

 こうした感覚が得られれば、歴史が妙にみじかに思えてくるものです。

 

 ただ、こうした話は日本史の教科書を読んでいても出てきません。「感覚」の部分ですから、歴史の公式な記録には記述されないというのも当然でしょう。

 

 しかし。

 

 実際にはこうした部分は非常に大切なところだと思います。歴史のリアルとは実はこうした部分に隠されていたりするものです。

 

 たとえば、明治維新。この日本史上の一大イベントに際して、我々の先祖はどう考えて、どう対応したのでしょうか?

 

 武士の世界に限ってみても、「おのれ徳川!」、「おのれ薩長!」などときれいに2分されて、いがみ合っていたのでしょうか?

 

 そうではないでしょう。様々な人々が、もっと現実的な打算の上に、時に誤解も伴いながら、動いていたはずです。人間社会、昔も今もそう変わってはいないでしょう。

 

 そこでこのブログでは、筆者独自の私感に基づいて良書を選び、当時の空気感が伝わってくるような部分を引用しながら、その時代へとタイムスリップしていきたいと考えています。

 

 本ブログの目指すところは、そんな目的意識のもとに本を紹介する「テーマ型書評ブログ」です。

 

 そのためここでは、ベストセラー本はおそらく出てこないでしょう。むしろ、良書ながら、世間からは忘れられつつあるような本ばかりになると思います。

 

 それでも、こうした本に少しでも興味を持っていただくことで、良書が末永く読まれていくためのお手伝いができればと考えています。

 

 宮 徹